大会レポ|Rapha野辺山高原シクロクロスレース
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11月29日(土)~30日(日)、
長野県南佐久郡野辺山高原にて Rapha野辺山高原シクロクロスレース2014 が開催されました。
野辺山シクロクロスでは、昨年に引き続いてレンタル無線機をご利用きました。
運営スタッフの方からお写真と大会レポートを頂きましたのでご紹介致します。
《大会名称》
Rapha野辺山高原シクロクロスレース2014
《大会コース》
一周2.4kmのオフロードサーキット。エリートカテゴリーは8周回、一般カテゴリーは2〜4周回。
《コース特色》
テクニカルなコーナーリングセクションが随所に配されるスピードコース。
しかし本年はレース中に降り続いた雨により、コースの全域が泥と化し、重馬場のハードなコースになりました。
《来場者数》
約2500名(2日間のべ人数)
《大会部門》
一般カテゴリー男女合計6、キッズカテゴリー 計3、プロ・エリートカテゴリー 計2
「話し始めがよく聞こえなかったのでもう一度お願いします。どうぞ」
5回目を数えるRapha野辺山高原シクロクロスレース(通称:野辺山シクロクロス)も佳境。
あとはプロが走るエリートカテゴリーを残すばかり。2日間連続して開催されるイベントとあって、
最終日のこのタイミングはスタッフたちの疲労度と緊張度もピークに達する頃。
早く情報を伝えなくては、との焦りからトランシーバーの送話ボタンを押す前に話し始めてしまいます。
焦りは禁物。急がば回れ。
「話し始めがよく聞こえなかったのでもう一度お願いします。どうぞ」
そう言われたなら、自分に余裕が持てていない証拠。一息おいて、再度送話。無駄に急いでいた自分を同時に反省します。
未舗装路の周回コースで行われる自転車版障害物競走のシクロクロス。
野辺山シクロクロスの会場である滝沢牧場は広々とした観光牧場。牧歌的な雰囲気が訪れるライダーが観客に人気を集めています。
しかし、今年は初日に雨が降り続いたことで状況は一辺。コースのほぼ全体が泥になるという異例の事態に。
国内では数少ない泥のコースとして知られる野辺山シクロクロスですが、
今年は過去最高の泥レースがライダーたちを楽しませました。
一方で、運営する側としては泥に雨にと過酷な条件。
初日を終えて、あまりの難易度の高さに急遽明日の一般カテゴリーには回避ルートを準備することに。
暗くなった会場で、スタッフたちの懸命のコース変更作業が行われました。手元がよく見えない中、
トランシーバー越しに飛び交う指示がコースの各所で動いている仲間の存在を伝えます。
明けた2日目は、晴天。11月末の高原の空気は澄み切り、キンと冷涼で気持ちが引き締まります。
凍った泥のデコボコに悪戦苦闘するライダーたちですが、ゴール後には最高の笑顔を
会場のそこかしこに咲かせてくれました。レースを運営する側からすれば、この笑顔が最高の報酬です。
しかしコースの変更もあって、2日目は会場のあちこちで作業が必要に。
てんやわんわの状況は依然として続きます。
2日間を通じて、状況確認や指示を繰り返し伝えたトランシーバー。大会最後のプログラムとなる、
エリート男子のレースが始まってからは極端に伝達される言葉が少なくなりました。
自転車競技の本場イタリアからの招待選手や、アメリカからの刺客、日本のトッププロたちによる
華麗な走りに、スタッフも見入っているのです。幸いにも、大会最後のこのレースがスタートしてしまえば、
後の業務はそう多くありません。
たくさんの観客の拍手に包まれた感動的なゴールシーンを迎えて、野辺山シクロクロスは大団円を迎えました。
ライダーや観客のみなさんが満足げな表情で会場を後にするのを見送りながら、スタッフは最後の後片付けを進めます。
先ほどまでと打って変わって、行き交う声は丸みを帯びています。この2日間をやり遂げた充実感が声からも伝わってきて、
嬉しい気持ちに。
最後の最後まで活躍してくれたトランシーバー。腰のベルトから外して、ボックスの中に戻す瞬間が、
スタッフの野辺山シクロクロスが終わる瞬間です。
安堵と充足。何物にも代え難いこの瞬間が、次の大会をより良いものにしようと決意させるのです。
この3年、レントシーバー様よりお貸し出しいただいたトランシーバーは、野辺山シクロクロスの運営に際して
不可欠なものとなりました。また、今年はお貸し出しの際にカイロを封入していただくご配慮もいただき、
実際に使用する以上に準備に追われるスタッフの心が温まりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
≪ご利用機種≫
デジタルプラン:GDR3500 20台
特定小電力プラン:FTH-107 10台
オプション:りモートスピーカマイク、ホイップアンテナ、レザーケース
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今回で3回目のレポートとなりました。
絶妙なコンディションでの泥レースは写真で見ても迫力が伝わってきました。
ライダーや観客の皆様も大変満足され、スタッフの皆様も安心されたことと思います。
来年もまた、より確実な通信手段として運用できるよう全力でサポートさせて頂きます。
選手の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
来年もよろしくお願い致します。