値段だけで決めない!無線機レンタルの選び方
値段だけで決めない!無線機レンタルの選び方
無線機は、一般の人が使うことはあまりないものですが、業務やレジャーなどで広く活用されています。
そして無線機は、購入するだけではなくレンタルも可能であり、一時的に必要な場合などに利用するとコストを抑えることができて便利です。
ここでは、主に値段以外の面に関する無線機レンタルの選び方について分かりやすく紹介します。
ポイントとなる3つの性能や機能
無線機をレンタルする場合、一番気になるのが値段ですが、無線機と一口に言ってもその性能や機能はさまざまなので、そうした点も考慮して機種を選ぶ必要があります。主な性能や機能としては、通話距離の長さや秘話機能、そして防水防塵機能の3つが挙げられるでしょう。
まず「通話距離」は、送信出力によって変わってくるものであり、出力が高いほど遠くまで電波が届きますが、出力が低いと狭い範囲でしか通信ができません。ですが、この送信出力の高さによってレンタル料も変わってくるため、必要に応じて選ぶことが重要になります。
次に「秘話機能」は、第三者に通話を聞かれないようにするための機能であり、業務用途でよく選ばれている機能だと言えます。
さらに「防水防塵機能」は、雨が降っていたり埃などが多い場所でも対応できる機能であり、屋外で使用する場合になくてはならないものでしょう。なので屋外での工事や警備、そして登山などのレジャーで使う場合は、この防水防塵機能の有無を必ず確認する必要があります。
無線機を選ぶ際は、以上に挙げた3つの性能や機能の組み合わせを考えるとよく、どの性能や機能が必要になるのかということをあらかじめ検討しておくとよいでしょう。また、無線機を始めて使うという場合は、使い方が分からなくなることもあるため、電話によるサポートなどがしっかりしている業者のレンタルサービスを選ぶことも重要です。
近い距離での通話に適したタイプ
無線は性能が良いものの方がよいと考えがちですが、用途に合っていれば、性能が高くないものでも十分に対応することが出来ますし、レンタルの値段を抑えることも出来ます。
ですので、それほど通話距離が遠くない場合であれば、「特定小電力トランシーバー」と呼ばれるものがおすすめです。
この特定小電力トランシーバーは、送信出力が低いため、数百メートル以内の比較的近い範囲での通信しかできません。ですので遠距離での通話には使えないのですが、店舗やレストランなどの同じ建物内で使用する場合には十分な性能だと言えます。
それに特定小電力トランシーバーは、形状もコンパクトに出来ているものも多いので、常に身に付けていてもあまり邪魔にならないというメリットもあります。
KENWOOD(ケンウッド)やIcom (アイコム)のものであれば、大抵は持ち運びやすいデザインになっていると言えるでしょう。
また、無線というのはアンテナが長い方が電波も長く飛び、遠距離での通話もしやすくなるのですが、アンテナが長すぎると、逆に使い勝手が悪くなってしまうというデメリットがあります。
業務で使う場合は、制服のポケットに入れたり腰のホルダーにセットすることが多いため、アンテナが長いと邪魔です。
しかし、回転式アンテナと呼ばれる方式のものであれば、長いアンテナを内部に収納しておくことができるため、アンテナが邪魔にならずに済むと言えるでしょう。
遠い距離での通話に適したタイプ
特定小電力トランシーバーは、建物内などの近距離の通信に便利ですが、遠距離での通信をしなければならない場合は、「デジタル簡易無線機」と呼ばれるものを選ぶとよいと言えます。デジタル簡易無線機は、送信出力が高いため、遠距離での通話に適しているからです。
現在では携帯電話が普及しているので、遠距離で通話したいのなら携帯電話でいいのではないかと考える人も多いかもしれません。
しかし、携帯電話というのは、どこでも電波が通じているわけではなく、通話が出来る範囲は人が多くいる場所などに限られています。
ですので、携帯電話の電波が届かないような人里離れた山の中などで通話をしたい場合は、無線機が必要になってくるというわけです。
例えば登山などのレジャーをする場合は、何人かのチームで行うことも多いため、お互いに連絡を取り合うのに、無線機が必要になることも多いでしょう。そして野外で大規模なイベントを行う場合も、遠距離での通信ができる無線の方が何かと便利だと言えます。
大は小を兼ねるというように、遠距離対応のデジタル簡易無線機であれば、さまざまな距離に対応できるため、遠距離での通話が想定される場合は、こちらの方を選んでおいた方が無難でしょう。
ただし、余計な機能がついているとその分価格も高くなってしまうこともあるため、必要な性能や機能に絞って機種を選ぶことも重要になります。
無線機をレンタルする時は、通話距離の長さや秘話機能、防水防塵機能の3つを検討して機種を決める必要があります。
そして近距離での通話には特定小電力トランシーバーが向いており、遠距離通話にはデジタル簡易無線機がおすすめです。
レントシーバーでは場所や用途によって最適なプランをお選びいたします。