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目的や距離で選ぶ!無線機・トランシーバーの選び方

目的や距離で選ぶ!無線機・トランシーバーの選び方

イベント会場などではスタッフ間の意思疎通の道具としてトランシーバーや無線機は欠かせない存在であると思います。
一般的には無線機とトランシーバーは同じ意味で扱われることが多く、双方とも多様な種類のものがリリースされており、それぞれで性能が大きく異なります。そのため、無線機は使用目的に合ったものを選ぶことが大切となります。

各種無線機ごとの細かな性能の違い

無線機・トランシーバーの性能の違いは多岐にわたり、使用目的に合わせてしっかり選ばなければなりません。
まず重要な観点が無線機の重量であり、長時間開催されるイベントにてスタッフ同士が連絡を取るのなら重量はできるだけ軽い方が負担が少なくて済みます。最も人気の高い無線機だと、その重量が電池込みでも50グラムほどしかないため非常に重宝します。

次に重要視されるのが、どれだけ耐水性があるのかです。
耐水性はスマートフォンなどでは必須の性能ですが、無線機の場合は海やプールなどの水の中に浸かる可能性がある場合に必要になります。
そのため海で溺れている人を見つけたら、すぐさま泳いで救助にかけつけてくれるライフセーバーにとっては欠かせない機能ですし、命は一刻を争う状況である可能性もあるため、トランシーバーを身体につけたまま泳いで行くことも珍しくはないと思います。
そのため、オプションとして防水ケースなどを準備しておくとより安心して利用できます。

また、ホコリに対してどれほど強いかも無線機・トランシーバー選びにおいて重要になります。
ホコリや塵が無線機に挟まってしまうと、いざという時にうまく機能しなくなることがあるため、できるだけ防塵のものを選ぶようにしてください。砂漠でトランシーバーを使うということはないでしょうが、ホコリっぽいところで使うのであれば念のためにも防塵性能を備えたものを購入するといいですし、値段も特別跳ね上がるわけではありません。

距離の違いによって選ぶべき無線機を決める

無線機・トランシーバーの選び方で重要な観点はいくつかありますが、その中でも特に大切なのが無線の届く範囲です。
無線の通信距離は大まかに分けると近距離、中距離、長距離の3種類に分けることができ、中距離が最も人気があります。

近距離の範囲は屋内であれば1フロアから2フロアくらいであり、屋外であれば市街地で300m程度、郊外であれば500m程度、障害物が何もないようなところであれば1kmほどの通信範囲となるようです。
電波は無線機にせよ携帯電話にせよ、建造物にぶつかれば反射する性質があるため、どうしてもビルが乱立している近代都市では通信範囲が狭くなってしまいます。

中距離の無線機では屋内使用に関しては20フロア分まで電波が届くようで、屋外であれば市街地で1km程度、郊外であれば2km程度、そして障害物が何もない場所では最大で約5kmもの通信性能を誇ります。

長距離の無線機は上記の二つとは別格であり、携帯電話並みの通信性能を発揮してくれます。
そのため、携帯電話が通じるところでは基本的にどこでも通信を行うことが可能であり、屋内であろうと屋外であろうとビルの中であろうと地下だろうと電波は通じます。
しかし、そこまでの通信性能を使用しなければならないほどのイベントは日本ではあまり多くはないため、中距離用の無線機を購入するのが普通です。

無線機を選ぶうえで重要視すべき細かな点

無線機・トランシーバーを選ぶうえで重要視すべき細かな点はいくつかあり、特に大切なのは個別呼び出しの有無です。
無線機で連絡を取り合う時には、一斉に連絡を送信するばかりでは効率が悪くなってしまう場合もあります。
そのため、個別に呼び出したい人に連絡を取って指示を与えることができる機能が搭載されているかどうかは非常に重要です。

さらに、ある複数の人物に同時に指示を与えたいときには同時通話機能が搭載されている無線機を使うと便利です。
同時通話を行う機能と、個別呼び出しが可能な無線機を使えばかなり円滑なコミュニケーションができますし、携帯電話の通話よりも迅速にやり取りができるため重宝します。

また、これはあまり知られてはいませんがバイブレーション機能搭載の無線機も便利です。
バイブレーションは携帯電話でもお馴染みの機能であり、通話が入ったらバイブで教えてくれるというものであり、無線機でも同様の機能となっています。大きなイベント会場ではやるべきことが多いため、連絡が入っても声がかき消されることがあると思いますが、そういった場合でも触覚で連絡を教えてくれるためコミュニケーションが途絶えてしまうことがありません。
バイブレーション機能をつけることによって一気に値段が上昇するわけでもないため、特に大きなイベントで無線機を使用する場合には搭載すべき機能です。

無線機・トランシーバーの選び方で大切なことは細かな性能と通信範囲であり、コミュニケーションが円滑に行えるような無線機を選んぶ必要があります。特に通信範囲が狭いと、連絡がまったく取れない可能性もあるので範囲には余裕のある無線機を選ぶべきです。

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