無線機の使用前後は手入れと点検をしっかり行おう
無線機の使用前後は手入れと点検をしっかり行おう
無線機を使用する時はたいていの場合には屋外や離れた場所なので、消耗品の調達や機器の故障の修理、またそのための部品を調達することが難しいものです。このため、利用する前後には点検を怠らず適切なお手入れをすることにより、無線機を適切に利用することができ、機器そのものを長持ちさせることにも繋がります。
無線機を手に入れる方法!購入とレンタルどちらがお得か
点検・お手入れの前に無線機はどこでどのようにして手に入れることができるでしょうか。
無線機といっても常設型のものと携帯型のものがあります。また、購入して利用する方法とは別にレンタルで借りることも可能です。
基本的に短期間の利用を目的とするのであれば、レンタルの方が費用を抑えることができます。
一定期間の利用をするのであれば、購入の方がメリットは大きく、結果的に費用を抑えることができるものです。
特にレンタルは、一時的にイベントなどで大量にトランシーバーなど携帯可能な小型無線機を用意する時には大幅に費用を抑えることができます。一方でタクシーなど乗務員と連絡をしたり、電話回線ではなく無線でやりとりを行うといった場合には購入して利用したほうが便利です。
購入するにしてもレンタルにするにしてもお店は無線機の専門店を利用するほうがメリットがあります。
家電量販店でも売られていることがありますが、無線機に関する知識が必要ですし、受けられるサポートも限られます。
その点で専門店であれば在庫が豊富ですし、専門知識のあるスタッフが対応をしてくれるので、安心して利用することが可能です。
利用者が行うべき日頃のお手入れは
購入した場合には、購入者が責任をもってお手入れや点検を行わなければなりません。
レンタルの場合には、基本的に整備されたものが送られてきますし、返却後の点検も業者が行うものですが、それでも無用なトラブルを避けるために使用前後に点検することが大事です。
基本的なお手入れは汚れを取り除くことや、バッテリー駆動の場合には消耗品の交換などです。
汚れを取り除くといっても過度に清掃する必要はありません。
むしろ、使用環境に注意すれば汚れは気にしなくても済みます。精密機器ですので水気を使うのは極力避けた方が良いものです。
ホコリやチリなどが付着している場合にはエアーで吹き飛ばしてから拭いた方が本体に余計な傷を付けなくて済みます。
また、細かい溝などは綿棒を使って取り除くといったことが大切です。
ただ清掃に関しては、使用環境から考えればそれほど頻繁に行うものではありません。
注意したいところはバッテリーと配線の状態です。
使用環境によってはバッテリーが破損している可能性もあり定期的に確認する必要がありますし、もし消耗しているのではれば交換すべきものになります。
それとトランシーバーのような一体型ではなく、マイクが分離している場合やアンテナを立てている場合には、その配線の状態も確認する必要があるものです。緩んでいたりする場合には締めなおしたり、断線していないかを使用前に確認する必要があります。
使用する前と使用した後の点検ポイント
使用前後の点検では、その無線機が正常に作動するか確認することです。
建物や車載といった電源が確保されている場所であれば、簡単にチェックすることができますが、バッテリー駆動の場合にはそのバッテリーが十分な性能を発揮するか確認する必要があります。
特に購入したものは購入者がチェックしなければなりませんから、この点検は重要です。
また、初めて車に載せるといった場合には、十分な電力が確保されているかの確認も大切なことになります。
車の電源でも配線によっては、電圧が足りずに上手く無線が行えないことも考えられるためです。
一方で使用後は、購入したものであれば次にも使えるように状態をチェックしておくことが、使い続ける上では大切なことになります。また、使っている時に起こった不具合は無視せずに原因を考えておくことも重要です。
特に簡単に修理ができないような場所で使う場合には、不具合が出て利用できなくなった時のバックアップの方法も考えておく必要があります。レンタルの場合には返却するものを確認しておくことが大切です。
トランシーバーなど一体型になっているものでは、特にチェックする場所はありませんが、アンテナを立てて利用しているようなものは、それらの部品に忘れ物がないかチェックしておき、破損していなか確認した上で返却することでトラブルを避けることができます。
無線機といっても精密機器ですから利用する時には、チェックが重要です。
もちろん簡単に壊れるようなものではありませんが、バッテリー駆動であれば残量不足ということも考えられます。
また、レンタルで借りている場合には返却する時に破損していないか確認することも大切です。