医療現場・介護施設での活用事例
迅速かつ効果的なコミュニケーションツールとして必要不可な無線機
救命救急において無線機は迅速で効果的なコミュニケーションツールとして不可欠です。 救急隊員と病院の救急医療チームが無線機を通じて、患者の状態や治療方針をリアルタイムで連携し、救急隊が現場から病院へ向かう途中に患者の症状やバイタルサインを報告します。病院側はこれに基づいて準備を整え、到着後すぐに治療を開始できます。 また、複数の救急隊が1つの現場で活動する際、無線機を使って効果的なコーディネーションが可能です。交通事故現場では現場指揮者が無線機で各救急隊に役割を割り当て、迅速な救助活動を行います。 さらに、ドクターヘリ出動時には地上の救急隊と無線機で連絡を取り合い、迅速な対応を図ります。山岳救助でも無線機で現場の状況や着陸地点の安全確認を行い、ヘリのパイロットに情報を提供します。無線機は救命救急における迅速で正確な情報伝達を可能にし、効果的な連携と対応を実現する重要なツールです。
シーンにあった無線機の選び方
介護施設に於いては、利用の規模や目的に応じて様々な無線機が活躍しています。施設内外の巡回や安全確認等を行う場合は、デジタル簡易無線機がおすすめです。介護施設全体やその周辺等での通信範囲を確保するため、中距離程度の通信が可能なデジタル無線機がおすすめです。また、介護職員同士が日常業務で効率的に連携するために無線機が重宝します。食事の配膳や入浴介助など、複数の職員が関わる業務で、無線機を通じて連絡を取り合い、スムーズな業務遂行を図ることが可能です。 そのほか、施設内では様々なイベントが開催されていますが、主に入居者の誕生日会や季節のイベントが施設内で行われています。こういった場合には、コンパクトサイズで簡単に操作できる、特定小電力無線機がおすすめです。各スタッフが連絡を取り合い、スムーズな進行が図れます。