RD-660Z（受信機）｜ガイドシステムプラン

音質が良いと定評。ガイドシステムといえば、のパナガイド受信機「RD-660Z」

パナガイドシリーズ無線機セットRD-M650ZとRD-660Zのおすすめポイント！

RD-M650ZとRD-660ZはPanasonic（パナソニック）社製のガイド用無線システム「パナガイド」の送受信機です。ワイヤレス、無線で音声を送受信するシステムで、多数（大勢）の聴取者に対して音声を伝達するためのものです。
一般的なトランシーバーのように1台が送信も受信も行うのではなく、送信機と受信機はそれぞれ送信と受信のみ行います。使い方はトランシーバーとほぼ同じ、必要な時にボタンを押して話すだけで同じチャンネルに設定した多数の受信者に音声を伝えることができます。

わかりやすい身近な例は「バスガイド」でしょうか。バスの中で、マイクを使って「右手をごらんください、高くそびえるあの塔は・・」など、乗客に観光案内をします。車内なら、少々の騒音はあったとしてもマイクを使って話すことで後方の乗客まで音声を伝え、案内をすることができます。
これがもしたくさんの大きな機械が稼働する工場の中だったり、屋外、街中、観光地だったりすると、周囲の雑音にかき消されて聞こえない可能性がありますし、反対に　美術館や博物館など静かな場所では　案内の声が周囲の邪魔、騒音になってしまうかもしれません。
そんな場面で活躍するのがこのパナガイドです。

パナガイドの使用例、使用シーン

•  工場・施設見学: 騒音が多く音声が聞こえにくい場所、複数のグループに分かれて行動することのある、工場見学や施設のガイドツアーで、ガイド（案内者）の案内音声を参加者全員に伝えるために使用します。
•  美術館・博物館: 展示案内、解説を来館者に提供するために使用します。
•  国際会議・同時通訳: 多言語での説明会や国際会議で、同時通訳の音声を参加者に伝えるために使用されます。
•  観光案内: 観光地、動物園などのガイドツアーで周囲の騒音をカットしつつ話し手の声は逃さず伝えられるため、音が聞こえにくい場所でも安心です。また団体の最後尾で少し離れてもイヤホンを通して伝わるため聞き逃しにくくなります。
•  学会・講演会: 学会や講演会で、講演者の音声を参加者に伝えるために使用されます。

送信機（RD-M650Z）1台に対して、受信機（RD-660Z）を必要な台数用意し、電源を入れてチャンネルを合わせておくだけで準備は完了。アンテナや中継器などを設置する必要もありません。また、電波を使うものではありますが、送信出力が小さいパナガイドは使用するにあたって免許や資格を必要としません。その点も含めて、誰でも手軽に扱うことができる便利なツール　なのです。

パナガイドの特長

通信距離は直線で見通約50～60m。

他のもので例えると50mプールや、乗用車10台分、東京メトロの車両2～3両分です。ガイドツアーで20～30人程度の参加者が歩きながら使っても案内音声はしっかり届きそうだとわかりますね。もちろん、工場、街中や観光地などでのガイドツアーの場合は、事前にしっかりと参加者に対して音声が届く範囲を離れないよう注意事項として伝えておくことも大切です。

クリアな音質、と定評

パナガイドは高性能DSP（Digital Signal Processor）を搭載。ゆがみやノイズが抑えられた高音質で、聞き取りやすいクリアな音声が受信者に届きます。

聞き取りやすい音声、長時間使用も負担の少ないイヤホン

RD-660Zに標準付属のイヤホンは　回転式耳掛けイヤホンです。

アーム部が約350度回転できるので左右どちらでもお使い頂けます。また耳掛け式なので耳穴をふさぐことがなく長時間使用にも負担が少ないタイプです。

ノイズスケルチ方式を採用

電波が発信されていないチャンネルを受信したときに聞こえるノイズ音を自動的にミュートします。これにより、受信機を起動するだけで、未使用のチャンネルが確認でき、送信者がスムーズにチャンネルを設定できます。

最大12チャンネル、複数グループ同時使用可能

工場見学やガイドツアーの場合、複数のグループに分かれて行動する場合があります。そんな時は最大12（機種によります。RD-M650Z は6チャンネル※）のチャンネルを使い分けて混信など影響することなく使用可能です。狭い範囲で使用する際には、送信機が20m以内で同時に使用することを避け、メーカー推奨のチャンネルグループに設定して使用する必要があります。複数グループ使用の場合は、その点も事前に確認して頂くと安心してスムーズにお使い頂けます。

そして、実はパナガイドの周波数帯は、カメラ用の800メガヘルツ帯のマイクと混線しないように設計されています。綺麗な音質の秘密がここにあります。パナガイドの周波数帯は322.050メガヘルツ～322.400メガヘルツでカメラ用マイクとは全く異なりますから、雑音や途切れてしまう心配をする必要はないでしょう。

軽くて持ち運びやすく、簡単操作で使いやすい

受信機、送信機ともに縦の長さが約17.1センチ、横の長さが約6.1センチ奥行きは1.9センチ程度と片手でも扱うことができるコンパクトサイズ。重さも電池込みで133グラム程度と、軽量なので、送信者も受信者（ツアー参加者など）どちらも大きな負担なく装着使用可能なサイズ感です。
操作も簡単。電源を入れて、チャンネルを送信者と合せるだけで受信可能です。チャンネル合わせもダイヤル式なので使いなれない方、機械が苦手な方でもそれほど難しい操作を必要としません。

長時間使用可能

単三形乾電池2本で送信機RD-M650Zは約15時間、受信機RD-660Zは約13時間　連続使用可能です。長時間使用も可能ですし、乾電池使用可能なので、予備電池を用意することで電池切れにもすぐに対応できます。もちろん、乾電池だけでなく、エネループやエボルタなどの充電池も使用可能です。
接続状態や環境にもよりますが、電池容量の低下のために音声が途切れたり、雑音が入るなどの症状が出ることがあります。この場合、新しい電池に交換することで症状が解消します。（交換しても症状が変わらない場合は故障などが考えられます）

パナガイド使用の際の注意事項

便利なパナガイド、屋内外問わず使用可能ですが、防水・防滴仕様ではありません。水濡れなどには注意してお使いください。
ペースメーカーに対してのメーカー認証はありません。ご使用前にはパナガイド300MHz帯域での使用に問題がないかなどご確認頂くようお願いします。なお、骨伝導イヤホンについては性能保証がされていません。この点もご留意ください。

パナガイドのご使用環境付近で同じ300MHz帯の周波数を使用する機器がある場合や障害物の有無などが原因で電波障害が発生し、音声が途切れたり雑音が入ることがあります。
初めてレンタルされる場合など、特にご注意ください。

まとめ

パナガイドは工場見学や各種ガイドツアー、そして国際会議などでの使用に適したガイドシステムです。
長時間使用可能ながら小型軽量で装着の負担が少なく、操作もシンプルでどなたでも簡単にお使い頂けます。歪みやノイズを抑えた高音質で多数の受信者にクリアなガイド音声を届けることができます。
送信機に対して受信機は何台でも受信可能。多数の人へのスムーズで充実したガイドのために、また安全に行動引率するために、そして会議などの円滑な進行にご活用いただけるおすすめのツールです。

パナガイド カタログ・取扱説明書

仕様

・本体
・回転式耳掛けイヤホン
・単三形アルカリ乾電池
・ストラップ

免許不要、資格不要、登録不要

単三形アルカリ乾電池×2本使用時：約11時間
※使用条件により異なります

・パナガイドは新旧機種混在で使用可能　お持ちの機種に追加してもOK